みよし市/どんな庭木もその性質やお施主様のご意向を生かし最高に
- みよし市
十二メートル以上に成長したシラカシの強剪定~みよし市のお客様
◎自由奔放が良かった
みよし市のお客様のお考えでした。
しかし、マンションの3階を越え出し、何とかしなければと、私たちの会社にご相談がありました。
最初は、2階辺りの高さで止めようということでしたが、本日、作業前にご家族と相談され、1階の辺り、4メートル程の高さにしてほしいと決まりました。
◎どのように仕立てるか
こうした初めての剪定や成長を遂げてからの最初の剪定は、どう仕立てるかには慎重になります。
まず第一は、お客様のご意向を大事にします。
次に、ここまでの樹木や木の成長の様子を見ます。
最後に、その後の成長を見据え、管理のし易さを考慮します。そして、お客様にご説明、ご提案致します。
◎「あなたたちに任せます」
お客様は、ご年配のご婦人でした。必要で建てたマンションではなく、土地の管理の過程で知らずに植えられたものだそうです。
いくら伸びても庭木を切るのは意に添わず、自由奔放にしていたそうです。
お客様は、庭木にだけではなく、マンションの住人の方にも温厚、自由奔放。細かい事は一切言わないそうです。
昔、マンション内で生き物を飼うことは、ご遠慮して頂いていたそうですが、ある時、住人のお子さんが不登校になられ、ご両親がとても心を痛めておられました。
その子が、犬を飼いたがっていたことを聞いたお客様は、すぐ規約を変え、その子がマンションで犬を飼えるようにしてあげました。すると、半年もしないうちに学校へ元気に行けるようになったそうです。
そういえば、伐採作業中も、どの住民の方も温厚で、明るく、気難しくなく、こちらが「ご迷惑おかけしております」という前に、「ご苦労さん、気を付けてね」という気の使いようでした。お客様の鏡のようです。
◎事後談
実は、どう剪定するかは、弊社専門家で徹底的に論議しました。
お客様は、主幹に枝葉が幾つかついているものとお考えでしたが、7メートルの先まで、中は伽藍堂です。3、4メートルで主幹だけにしたら、一本の太い棒だけになります。幸いにも長い間に広範囲にヒコバエがたくさん出ていました。このヒコバエを生かし、シラカシの棒立ち仕立てを考えました。
また、お客様は、「主幹を1メートルで切除してほしい。」と言われました。しかし、全体のバランスを考え、2メートル辺りから側枝が出ていましたので、上部を揃えて全体をバランスよく整えました。
カシノキといえども、切り口からの腐食は心配です。切除面には、防腐剤を施工いたしました。
最後に、「庭木は、毎年見てやらないといけないのね。時々見に来てね。」でした。