『天皇家、愛子様が不登校になられた~教育現場の責任を問う』~愛知県岡崎市:東部研修所にて想う
【写真は、本文とは直接関係ありませんが、愛知県岡崎市で見かけたモクレン。「咲いた時が散りぬ時なり蓮の花」とまでは行かないが、すぐ色褪せて散るのがまた、モクレン。でも見事ですね。】
「もっと子供をみつめよう」22.3.8
皇室のお子様までが不登校になられるのかと驚きました。
いみじくも皇室。知の限りを尽くし、どんな問題をも解決できると考えていた私が軽率だったのでしょうか。それとも、すっかり定着した不登校には、庶民も皇室もないことなのでしょうか?
ただ、不思議でならないのは、入学当初あんなに活発で、子供らしい笑顔を放って(マスコミの映像からでしか判断できない私であることはお断りしておきますが)おられた愛子様の変化になぜもっと早く気付かなかったのかということです。
マスゴミは、ご学友の乱暴が原因と報じています。中に立ち入ることができないので、マスコミの情報を唯一の便りとして、勝手に判断しますが、では、どうしてその変化に教室の担任や学校の養護教諭、生徒指導の担当者、また、学年主任などの上司が気付かなかったのか不思議でなりません。
子供のみならず、人間の心の変化は、必ずといっていいほど、表情に表れます。もちろん、それを気付く人、気づかない人はいます。しかし、学校は、それを発見するのが専門です。子供たちを前にして、いつも表情を見ているはずです。それがここまで来て気付かなかったでは、その専門性を疑わざるえません。疲弊し切った体質が見えるような気がします。
子供社会のみならず、心の問題で起こる様々な悲しい痛ましい事件があります。
独断と言われれば、それはしかたのないことですが、それは、すべて、周りの人間の責任といっても過言では無いと思います。
たかが便利屋、偉そうなことをいうなでしょうが、歯ぎしりがなるのは、私だけでしょうか?
私たちの会社には、大学受験を契機に引きこもりにも陥り、過度のうつ病様の症状に悩んでいた青年が働いております。
ご両親は、子供さんの数年に及ぶ引きこもりを受験勉強に没頭しているからだと理解していたのです。周りが正常ではないと諭しても聞きませんでした。やっと、保健所や大学の心理学の専門の先生の指導の場に足を運ぶようになり、少しずつ子供さんのことを理解するようになっていきました。
「お父さんが悪かった。」「お母さんも悪かった。」「許しておくれ。」
こうした両親の対応により、子供さんは、ほんの少しずつではありましたが、心を動かすようになっていった気がします。
たまたまご両親が、私たち便利屋「株式会社CGS」に、仕事をご依頼を頂くことがきっかけで、この青年のことを知り、弊社のアルバイトとして働いて頂くことになりました。
私は、ご両親に、自分の子供さんのすべてを全面的に認め、生まれてきてくれたことに感謝し、子供さんの顔をよく見て、そして、好きになる(難しいが)生活を送るようにお願いしました。
あれから四年の歳月が流れ、本当に少しずつではありますが、仕事を通して、人と会うことを通して、青年の体に自分の血が通い出すのを感じるようになりました。
……………………………常務取締役 河合博昭