2012.12.31
年の節目に思い起こそう~豊川市稲荷神社初詣にて
【写真は、本文とは関係ありませんが、私達が年末に愛知県半田市のお客様からのご依頼で、遺品整理のお仕事をさせて頂いた時に、お許しを得て撮影させて頂いた赤実と黄実の株立ちの千両です。】
……静寂の時を得て、感謝の一時を
賑やかだった家庭も二人きりになると、少ない会話を紛らせる淋しさからか、テレビを付けっぱなしにすることが多い。起床と共にスイッチオン。就寝と共にオフ。
子供たちも巣だって十余年あまりとなると、こんな生活が日常化していた。
たまたま就寝前のスイッチオフの静かな時を得た。不思議なものだ。静かな時は、脳裏を心底から沸き立たす心地がする。
年末という時期の手助けも得てか、かつてご恩になった人々のことが脳裏に浮かんできた。
家族の悩みに骨身を惜しまず力添えをしてくれた亡き叔父叔母。恩師や上司の消えやらぬ温かく厳しい言葉の数々。友達の励ましや共感の言葉・・・・
スイッチオンにすれば、リモコン操作だけで、一方的に視聴覚に入りこんでくるテレビは沈思黙考の機会を失わせていたようだ。
年の瀬だ。困った時に悩んだ時にすがって解決した感謝や御礼の思いを呼び戻そうと自分に言いきかせた。